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日本の国土のうち森林が占める割合は約70%と言われています。
その森林の約40%が人工林です。
人工林とは人間が苗木を植えて、育てた森林の事です。
植栽後30年~50年を経過し収穫期を迎えます。
しかし現在、この収穫期を迎えた人工林が適切な管理がされず荒れたまま放置されている状態にあるのです。
放置された人工林は過密で林内が暗くなり、他の植物が育たなくなる事で生物種が減少し、また樹木は細く、根も発達しないので、地滑りな洪水などの災害が起きやすくなります。
また荒廃した森は山崩れが起きやすくなるだけではなく、二酸化炭素の吸収能力も低下にも繋がります。
若い木(10~20年)は二酸化炭素を吸収して体内に炭素をため酸素を排出してくれます。
しかし成熟してくると二酸化炭素の吸収量が減少します。
そうする事で、地球温暖化問題、大気汚染問題などに繋がってくるのです。
なぜこう言った事態になったのでしょう??
理由としては木材の輸入自由化になり、安い海外産木材の輸入が増えたことより、国内林業が衰退し森林の手入れが進んでない事が挙げられます。
世界の森林は減り続けているのに、日本の森林は増え続けているのです。
放って置いたら誰かがやってくれる事かもしれない。
しかしその誰かがやってくれなければ放ったらかしのまま変わりはしない。
木を扱う仕事をし、木の事を熟知し、その木の生える森林の現状まで知っていながら知らんぷり。
今、我々が立ち上がり行動するべきだと思う。
われわれが家を建てる事により、子供達が将来、豊かに暮らしていける世界へと結びついて行く。
街中に住む子供達は森林とは無縁の暮らしを送っている。
森で何が起き、将来どうなるかだって考えたこともないだろう。
全国的に森のサイクルは構築できているかもしれないが、佐賀県では全く機能してない。
また構築は出来ているが子供達は全く関与すらしてないのが現状。
われわれ大人達が子供達の将来を考え、豊かに暮らせるように今、動き出すべきなのだ。
そして将来、子供達が豊かに暮らせれるよう、子供達自ら向き合って欲しい。
私たち、成村建設が出来ることは、日本の森にたくさん生い茂った木材を利用すること。
木材を使うことにより、森の環境を整えて行きます。
やがて森をよるくすことで、地球環境をもよく出来ると考えます。